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雪の呪縛 -clear snow chain-

一次創作用ブログです。 小ネタや落書きなど。

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浅葱と鴇羽

「浅葱~」
「……」
「あーさーぎー」
「……鴇羽、うるさい」
「もー、酷いなあ、返事しないからでしょ?」
「用件は?」
「うわ、ストレートに聞くね……大した用じゃな」
「それなら静かにしてて」
「むー、つれないなぁ。たまには髪型変えたら、って言おうとしただけなんだけど」
「……」
「浅葱可愛いのにさー、いつも同じ髪型じゃん。みつ編みとかポニテとかにしてみたらー?」
「…………」

次の日。

「おはよう」
「おはよー……って浅葱何その髪型!かーわーいーいー!!」
「みつ編みにしてみた」
「すごく可愛いー!ちょ、写真撮らせてー!」
「一枚100円」
「え、有料!?」


こんな感じでしょうか…
鴇羽はひたすら可愛いものが好き…男の子だけど。
浅葱は無口でクール(?)だけど中身は普通の女の子。ただしちょっとズレてます。あと、女の子とは思えないくらい沢山食べます。

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何故かアクションが書きたくなったので長編小ネタ

「ガキに何が出来る?」
 言いながら彼が手を掲げると、沢山の炎の弾が彼の周りに浮かんだ。
 それを見たリョウは獰猛な笑みを深め、地面を蹴った。
 人間離れしたスピードで一気に相手との距離を詰める。その軌道は直線的で、相手の攻撃など何一つ計算していないものだ。
「馬鹿め! 喰らえ!」
 彼はまっすぐに走ってくるリョウに向かって火球を放つ。一つ一つの軌道は単純だが、この数だ。さすがのリョウでも、まず避けることは出来ない。
 だが、リョウは獰猛な笑みを崩さなかった。

 ――避ける必要など、無かったから。

『“箱”よ――我らに仇なす物を捕らえろ』
 静かな、だが凛と響く声。
 リョウの後方にいたカナタが短い言葉を紡ぐ。
 ただそれだけで、リョウに向かっていた火球全てが動きを止めた。まるで箱の中に閉じ込められたかのように。
「何――!?」
 予測していなかった事態を目の当たりにして、彼は思わず動きを止めてしまう。その瞬間、リョウの事は頭から完璧に抜け落ちていた。
「はっ、がら空きだぜ!!」
 相手を射程範囲に収めたリョウが、容赦なく拳を振るった。


アクションの練習。
放火犯vsカナタ&リョウ。
けっこう楽しいですなアクションシーン(笑)
どうだろう、状況分かりにくいかなー?意見があったらお聞かせ願います。

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小話。

「さーて、もうすぐ皆お待ちかねのテストだなー。今回は何人赤点を取るか…」
 担任の弥太先生がひどく楽しそうに言う。
「ヤタセン、趣味悪いでーす」
 教室の中央、わざとらしく手を挙げながら発言する生徒がいた。
「リョウ、お前が一番危ないぜ~?今年は留年すんなよ」
「のわぁ、それを言うなぁ!」
 発言した少年、リョウは先生の言葉に反応して勢いよく立ち上がった。
 その次の瞬間、隣の席から目にも止まらぬ速さで蹴りが繰り出され、リョウの弁慶の泣き所にヒットした。
「ぐわぁ!」
 足を押さえて座り込むリョウ。
「あー…、リータ、いくらなんでもやり過ぎだぞ…」
 弥太先生まで呆れている。
 蹴りを繰り出した本人―リータは少し困った顔をして、
「ですが、このままでは話が進まないと思いまして…申し訳ありません」
 ぺこりと頭を下げた。

 教室の後方、廊下から2列目の一番後ろの席で、マリンはこの騒ぎを眺めていた。
「ああ、相変わらずですねぇ…」
「あれが『相変わらず』なのか」
 その隣、一番廊下側の席から声がした。
「カナタ君、今日は起きてたんですね」
「いつも起きてるよ…」
 カナタは相変わらず何を考えているのか分からない顔で騒ぎを眺めている。
「そうです、いつもあんな感じですねぇ。騒がしすぎます?」
「そうだな」
 こくりとうなずいたカナタだったが、少し首を傾げて、
「……ま、悪くは無い」
 と呟いた。



あ!しまった、ハルヒが出てこない!(汗)

弥太先生を動かしたくて書いたネタ。
リョウは1年留年してます。
この二人は仲が良さそう、ってかからかい合ってそうだ…

椅子に座ったまま強烈な蹴りを繰り出すリータは凄いです(笑)

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長編小ネタ(超季節外れ)

「諸君、明日から夏休みだ!」

「…いきなり何分かりきった事を言うんだ…?」
「カナタ先輩、それは言っちゃダメなのですよ?というか、言ってもクライム先輩は聞かないのですよ」
「確かにそうだな、チェリッシュ」

「夏といえば海、海水浴だ!プライベートビーチを借りきって親睦会を行うぞ!」

「プライベートビーチ?」
「この学園が持ってるのがあるのですよ」
「何なんだこの学園…」

「ちょっと待ったぁ!」
「「わ、緋雪先輩!?」」
「どうした緋雪、騒がしいぞ?」
「海へ行くってアンタ、あたしを皮膚ガンで殺す気!?紫外線はお肌の大敵なのよ!?」
「そういや緋雪先輩アルビノだっけ…」
「何を言う、君は海で無くとも夏は完全防備だろう。それに嫌ならば来なければいい」
「うぐっ」
「ええ、緋雪先輩来ないのですか!?そんなの嫌ですよぅ」
「右に同じ」
「チェリッシュはともかく、カナタがそう言うとは珍しいな」
「あんたを止められる奴がいなくなる」
「そうなのですよ!手に終えないのですよ!」

「あたしの存在価値はそれだけかいっ!!」

カナタ、チェリッシュ、クライム、緋雪の小話。
毎年夏にはこんな会話が繰り広げられている事でしょうな。
激しく季節外れー…

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イラスト描いたり小説書いたり、きままに創作を楽しんでおります。

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