ようやく資料をゲットしましたー。これでアクションが描ける!
初めに買おうと思っていたものより良いものを発見したのでちょっと嬉しかったです。
追記より「黒揚羽」メモ。というか1話のネタまとめがてらにちまちま書いてみる。
目の前の小さな背中を追いかけて走る。
その内に景色がだんだん変化してきた。
「ずいぶん色々と溜めこんできたみたいだな、あんた」
「うるさいなあ……しょうがないじゃない。人生なんて一筋縄じゃいかないものでしょ?」
「まあ、確かにね」
走るスピードを落としてあたりを見回すと、どこまでも混沌とした世界が広がっている。
学校やら、塾やら、先生やら、友達やら……。普段の生活に存在するものすべてを一所に集めたみたいになっている。ああ、あそこに見えるのは私の家じゃないか。
「なんでこんな事になってるのかなあ。これ、夢でしょ?」
「夢は現実の鏡でもある。現実で起こった事を整理する際に知覚される現象が夢なんだそうだ。まあ、これは寝ているときに見る夢の話だけど」
「うー、そんな事してくれなくていいのにな。寝てるときくらい忘れたいよ、現実のことなんてさ」
ぶつぶつとぼやくと、彼はちょっと首をかしげた。あ、なんか可愛いかも。
「そういうものなのか?」
「私は、だけど。君にはそういう事ないの?」
「うーん……分からない」
「ふうん。まあその方がいいとは思うけどねー。辛い思いなんてしないに越したことはないでしょ」
そう言うと、彼はやっぱり分からないと呟いて大きく跳躍した。
え、ちょっと待ってよ、一気に私の家の屋根まで飛んで行っちゃったんだけど。
「置いて行かないでよ!」
「知らない」
また踏み切って先へ先へと飛んで行ってしまう。
その姿はまるで――捕まえようとすれば逃げてしまう、蝶のようだった。
1話これでいいんじゃないのかなーと思ってきた。
うん、どうしても某王泥棒の第七監獄を思い出してしまう……
[0回]
PR