「暑いー!」
「……お前が暑苦しい」
「ひどっ!」
「こう暑いと、やる気が失せますねぇ」
「怪談やろうぜ怪談。百物語とか」
「……(また馬鹿なことを)」
「いいですねぇ」
「……(!?)」
「そうと決まれば、ハルヒとリータも呼ぶぞ!」
「あ、じゃあ呼んできます」
「……呪われても知らないぞ」
「大丈夫だって、お前なら何とか出来る!」
「俺は霊能力者じゃない。そもそも、どこでやるんだ?」
「ふふん、そんなの決まってるだろー?」
「?」
「アンタ達、人の部屋で何するつもり?」
「「百物語!」です」
「なんでわざわざ、高等部寮のあたしの部屋まで来てやるのよ!」
「遮光カーテン完備、照明はほぼ間接照明、いい感じに薄暗い……。最適な場所じゃないすか!」
「帰れ!」
緋雪の部屋はかなり暗いです。
[1回]
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